ふるさと納税制度を巡り泉佐野市が国に勝訴

ふるさと納税制度からの除外を巡る裁判の最高裁判決が出されました。
原告の泉佐野市が勝訴し、総務省は敗訴しました。

「ふるさと納税からの除外取り消し 大阪・泉佐野市、逆転勝訴」
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6363949

泉佐野市は豪華な返礼品でふるさと納税を集めてきました。
泉佐野市の返礼品の是非についてはここで論じません。

問題は、総務省が事後的な規定により泉佐野市等4つの市町をふるさと納税制度から排除したことにあります。
立法・行政において、「事後法は禁止」されています。
現在合法なものについてさかのぼって規制することはできないということです。
これは、立法・行政に不都合なものを後から恣意的に排除することの無いようにするためです。

最高裁判決は当然のことです。
総務省が敗訴するという結果からは、総務省の「法」に対する理解の不十分さが見えてきます。