「年末年始における新型コロナウイルス対策の相談窓口設置に関する要望書」を、市長に提出しました。
以下、全文です。
全国的に新型コロナウイルスの感染拡大が続き、柏市でも12月21日現在で715名の感染者が確認されています。新型コロナウイルス感染第3波と言われる状況の中で、市立病院でクラスターが発生したことに続き、名戸ヶ谷病院でもクラスターが発生する事態となっています。
千葉県では、11月30日から12月22日までを「集中的な対策の実施期間」と位置づけ、基本的な感染防止対策の徹底を働きかけるとともに、東葛地域において、飲食店での酒類提供の時間は22時までとお願いしてきました。しかし、感染拡大は収まらず、地域の医療提供体制の維持のためにも、特に年末年始の感染者数の増加を何としても抑える必要があるとしています。そこで、新型インフルエンザ等対策特別措置法第24条第9項に基づき酒類を提供する飲食店(カラオケ店を含む)の営業は22時までとする協力要請を行いました。
こうして経済活動が制限される中、年末年始の生活困窮者の増加が懸念されます。増加する生活困窮者を適切な支援につなげていくためにも年末年始の相談窓口の開設は必要だと考えます。厚生労働省社会・援護局保護課からも11月24日に、「年末年始における生活困窮者支援等に関する協力依頼等について」という事務連絡が柏市にも通知されています。この協力依頼の中で、「必要な相談体制が適切に確保できるよう、特に相談が多く見込まれる自立相談支援機関の窓口や福祉事務所等の臨時的な開所、電話等による相談体制の確保、その他の地域における連絡体制の確保など、年末年始の相談体制の確保について、管内自治体や委託事業者等の関係機関と連携し、地域の実情に応じて対応いただくよう、お願いいたします。」とされています。
このような社会情勢の中、寒さの厳しい年末年始に生活困窮者が適切な支援を受けられるよう、臨時の相談窓口を開設することを要望します。